共通点はレゲエとジャマイカ。およそ転職動機やビジネスの繋がりという観点では使われないであろう、この共通点で四人目の社員として、現在インテリアデザインチームのトップを担う齋藤悠が入社。
元々入社前の時点でROOM810立ち上げのミーティングにしまけん同様参加しており、今も使用されるROOM810のロゴは齋藤のデザインによるもの。インテリアデザイン事務所、アパレルデザイナーを経て遂にROOM810に合流。
前職のアパレルブランドは普通に超有名なところで、なぜ「お前がくればうちでインテリアの仕事が取れる」という工事会社(かどうかもまだ怪しいレベル)の社長の口説き文句に首を縦に振ったのか未だに謎だが、結果的に二年後に島も合流したことで、「丸山・鈴木・齋藤・島」というROOM810と設立前に「こんな会社にしたら面白いんじゃないか」とニンニクたっぷりの鍋を囲みながら適当に話していた四人が部門長として会社の中核を担うことになった。
この四人を総称して、社内では「アベンジャーズ」と呼ぶ。イメージは一人一人が凄いのに集まるとさらに凄いスーパーヒーロー、のつもりだが、当初自分たち四人以外誰も呼んでくれなかったため、しつこく「今度アベンジャーズで会議して決めるね」などと自己発信(という名の押しつけ)を繰り返した結果、最近では「アベンジャーズの皆様にも内容をチェックしていただいて」というマーベルの人が見たら苦笑するであろう、謎の敬語メールやLINEが社内を飛び交うようになった。後悔はしていない。ヒーローは後悔なんてしない。