再び陸前高田を訪問しました

私たちROOM810は東日本大震災以来、「東京で暮らす自分たちができる支援」を目指して、定期的に自社のイベントスペース『BOOTH』で、東北のワインや日本酒を皆さんに飲んでいただき、その収益金を貯めて復興支援に活用するという取り組みを行ってきました。
お蔭さまでこのイベントOne Heart Showerも東京での開催が16回を数え、のべ1,000人以上の方にご来場いただき、ソトコトなど雑誌でもご紹介いただけるようになりました。そして、遂に東京で参加していただいた皆さんの「東北を応援したい」という気持ちを届けに、先週末に陸前高田へ行ってきました!

今日のブログではその様子をご紹介します。

11月28日夜22時。会社の前に貸切バスが到着。1杯500円という皆さんの気持ちを積み上げて借りたこのバスが、僕たちを陸前高田へ送り届けてくれます。

次々と積み込まれるお酒や機材たち。ROOM810のお客様や今回同行するアーティストやMCのファンの皆さんからお酒を沢山送っていただきました!

ROOM810と後ほど詳しく説明する有志チームを加えた30数名でバスに乗り込み、一路陸前高田へ。

途中仙台でROOM810鈴木がいつもラジオでお世話になっているエドワード・エンターテインメント(MONKEY MAJIKやRake、ティーナ・カリーナといったアーティストさんが所属するマネジメントオフィス)の川北さんのご好意でイベントでのライブ用機材をお借りして、一路陸前高田を目指します。

早朝5時の待ち合わせにも関わらず、快く引き受けて待っていてくださった川北さんと記念にパシャリンコ。ナイスガイ過ぎます。

元気いっぱい手を振っていただいたのですが、バスで熟睡していた僕は「あ、なんか知ってる人が笑っている」という感じであまりリアクションが取れませんでした。今度元気な時間に出直してきます。

11月30日朝9時、無事イベントの開催地である陸前高田市の長部小学校仮設住宅へ到着。

 

到着後、さっそく作り始めたのは「あまちゃん」で一躍有名になった「まめぶ汁」。

同じ東北でも「あまちゃん」の舞台・久慈の人以外は全く食べたことが無い料理ということで、今回イベントで提供する食事に選んだのですが、僕たちROOM810チームも全く食べた事も作った事も無い料理です。そんな僕たちの為に今回わざわざまめぶ汁の指導に来てくださったのが、写真一番左の八重櫻真一さん。エフエム岩手久慈支局のパーソナリティさんです。

背中にまめぶ汁って書いてある。すごい頼りになる感じ。

八重櫻パイセンの指示で、INSPiやN.O.B.U!!!などアーティストさん、大道芸人のたいちさんなど出演者の方も手を粉だらけにして、「食べたことのない料理」作りに励みます。

なんとなく形になってきました。くるみと黒砂糖の入った団子を最後に入れることで「甘いのか塩っぱいのかわからない」「じぇじぇじぇ」な汁が完成する模様です。

家に冷蔵庫が無いことでお馴染みのROOM810岡野も目分量で奮闘しております。

僕もですが、ヒゲが生えたやつが帽子をかぶって厨房に立った時の「ラーメン屋の大将」感は異常。実際はラーメン屋の親父ではなく株式会社セプテーニの取締役として知られる武藤さん(左から2人目)です。今回は3人チームで参加してくれました。

一方デザインチームは会場設営を急ぎます。サンパウロからやってきたROOM810のNew Comer、ジュニオル(愛称・ジュン)は自作のWELCOMEカーテンで子どもたちをお出迎え。

「これ、帰る時には逆から見ると『また会おう』って書いてあるんだよ」と得意気に語るジュン。

「ほら、あれ?反対だ。ジュン間違えた」

うん、慣れない日本語で頑張りました。発想が素敵です。

そして秋田から参加の鈴木わたるさん。ROOM810鈴木のお父さんですが、絶品の芋の子汁とスモークチキンを持参してくれました。これは本当に美味しかった。

イベント開始前、少しの空き時間にも体育館横でリハーサルに励むN.O.B.U!!!さん。今回初めてお会いしましたが、熱い素敵な人でした。そして、このN.O.B.U!!!さんの熱いリハーサルをさらに熱い目で見つめていた男がコチラ。

ROOM810のアシスタントデザイナー、伊藤巧。「ヤバいッス。俺のこと歌ってるのかと思いました。もうファンッス」という言葉を残して去って行きました。ピュアで素直な男が集う会社、ROOM810です。

いよいよイベント開始時刻の13:00となりました。続々と陸前高田の方がいらっしゃいます。

巧・ジュン組が「子供たちを喜ばせたい」と苦労して作ってくれたこの車で

笑顔ではしゃぐ子供たち。仕事の合間に準備した作業が報われる、最高の瞬間です。

「金髪の大きい女が来た」と子供たちからまるで「進撃の巨人」のような不当な扱いを受けつつもROOM810デザイナー・悠ちゃんが取り組んでいるのはカラフルなストローを使ったアクセサリー作り。身近にあるもので楽しんで欲しいという願いを込めた企画です。

かわいく仕上がりました。

株式会社イマジネーションプロ みなみかぜ から参加いただいたのはプロデューサーのボニー小野さん。球状のキャンドルと粘土を使ってサンタさんや似顔絵など、オリジナルのかわいらしいキャンドルを子供たちに作ってもらおう、という企画です。

本職はキャンドル作りでは無いのですが、人の名前を覚えるのが苦手なROOM810代表・丸山から早々に「キャンドルさん」と呼ばれ、ROOM810・ジュンと並べて「キャンドル・ジュン」扱いを受けた挙句、イベント後のfacebookでは諦めたように「今回はキャンドルボニーとして参加しました」と書いておられました。

うちの丸山がすみませんでした、キャンドルさん!

いよいよ完成したまめぶ汁も提供開始。N.O.B.U!!!のマネージャー、アベさんもまめぶ汁作りから提供までずっと手伝っていただきました。バスで横の席だったんですが、N.O.B.U!!!さんもマネージャーさんもずっとなんかお菓子とかパン食べてましたね。じぇじぇじぇ。以上、あまちゃんを一度も見たことがないシマケンのプチN.O.B.U!!!情報でした。

ラーメン屋の親父(株式会社セプテーニ取締役・武藤氏)再び。「スープの秘密は教えないよ」とは言ってません。多分。

そしてやはり大人気、B-1グランプリでもお馴染みの富士宮焼きそば。以前の復興支援イベントでもご一緒したのですが、被災地の方に美味しい富士宮焼きそばを食べて欲しいというその気持と焼きそば愛に頭が下がります。

そして体育館では今回のイベントMCであり、One Heart Showerプロジェクトのリーダー的な存在でもある森一丁さんによるBINGO大会がスタート。

子供たちが次々と「この数字でボクもBINGO!!」と一丁さんに数字をリクエストするという巨人軍もビックリの逆指名方式で、続々と現れるBINGO達成者から歓声が。

BINGOで貰ったパンツをさっそくかぶるお子さんも。

すみません、パンツではなくお面でした。思わず自分の願望が出てしまいました。

続いて登場したのは大道芸人のたいちさん。今月開催の大道芸人日本一を決める大会でも既に決勝まで残っている、ひょっとすると日本一の大道芸人になってしまうかも、という凄い方です。技術はもちろん、子供たちを驚かせて笑顔にする話術も持った素晴らしいShow Timeに、みんなの視線も釘付けです。金髪のお姉さんも釘付け。なぜこのタイミングでフードをかぶったのでしょうか。

ちなみにROOM810のカリスマイラストレーターこと住ちゃんはたいちさんに「ダイスを投げる」という役を依頼されたのですが、元巨人の石毛もビックリのノーコンで見せ場を作っていました。NO CONTROL SUMITA。英語で言うとロックだね。

そして遂にN.O.B.U!!!さんのステージがスタート。

南国・宮崎出身というN.O.B.U!!!さんのキャラクターそのままの熱い歌で、会場の温度が一気に上がったような素晴らしいひとときでした。ヤバいッス、俺もファンッス(巧ふうに)。

そして今回機材などが限られた中でアーティストさんの素晴らしいステージをバックアップしてくれたのが、ROOM810が誇る音響チーム!

ヒロシ&ソンオ、通称「帽子が縦に長いーズ」の二人です。

普段は音響とは無関係の営業として活躍するヒロ氏(敬称)ですが、ラジオの仕事をして青年海外協力隊でもラジオ技術でパラオに行ったというその経験を生かして、見事なバックアップを見せてくれました。うん、いつもよりカッコ良く、は見えなかったですが、いつもより顔が長く見えました。たぶん帽子のせいですね。

そして会場にはピエロも登場。どこからともなく風船を取り出す愉快なピエロさんには子供たちも大喜びです。ほら、子供たちが。

あれ、子供じゃねえ。

そしてピエロじゃないのに、鼻が高いというだけでピエロ扱いを受けるジュン from サンパウロ。陸前高田とは遠く離れた地球の裏側からやってきた彼の明るいキャラクターは、One Heart Showerの「笑顔を届けに、被災地に友達を作りに行く」というコンセプトともぴったりで、本当に良い新人が来てくれました。

そして体育館で見つけたピアノで急遽当日まで予定には無かった曲を披露してくれたN.O.B.U!!!さん。最後まで熱いステージでした。ROOM810代表・丸山もN.O.B.U!!!さんの熱い歌に思わず感動の涙です。ヤバいッス、俺もファンッス(巧ふうに)。

そして最後はINSPiの登場!

「僕たちはこの曲を歌っているグループです」という紹介からHITACHIのCMでお馴染みの「この木なんの木」を披露してガッチリとお客さんの心をつかむと、お子さんからお年寄りまでバラエティに富む客層に合わせて東北6県の歌を順番に紡いで、さらにはお客さんを舞台に上げてのボイスパーカッション講座。誰でも楽しめて、今日初めてINSPiを知った人でもファンにならずにはいられないような、素晴らしいステージでした。

僕たちROOM810は普段から懇意にさせていただいているグループということもあって、今回One Heart Showerへ参加して欲しいとお願いしたのですが、なんでも前日まで福島でコンサートを行って、当日東京でテレビの収録を終えた後に夜中出発、という大変厳しいスケジュールの中で今回INSPiの皆さんは参加してくれたということでした。

そんな疲れを一切見せない素敵な笑顔でステージはもちろん、炊き出しの準備から荷物の搬入まで僕たちに混じって一緒にやってくれたINSPiの皆さん。そして「INSPiが陸前高田へ来るならぜひ見たい」と秋田から寄付のお酒を持参して来てくださったお客さんもいらっしゃいました。

出発前にもオフィスにはfacebookでOne Heart Showerを知ったINSPiファンの皆さんから沢山の差し入れが届きました。アーティストさんだけじゃなくてファンの方も含めて暖かいねとROOM810一同、改めてINSPiファンになりました。ヤバいッス、俺もファンッス(巧ふうに)。

最後はN.O.B.U!!!とINSPiの競演でイベント終了。色々と準備不足だったり、行き届かない部分も多かったですが、最後のこの笑顔が東京から参加してくれたアーティストさんやスタッフさんの充実感を物語っているようです。

まだまだ紹介しきれない今回参加してくれた有志の方やイベント後の打ち上げ風景などがあるのですが、あまりにも長くなり過ぎるので、今回はこのあたりで。

震災からまもなく三年。東京ではメディアで東日本大震災が取り上げられることも少なくなってきました。でも現地へ赴くとまだ仮設住宅も沢山残っており、被災地や被災者の皆さんが記憶の彼方ではなく、今も(東京にいる僕たちの目の前には見えなくても)ここにいることがわかります。

まだまだ小さい会社と小さいチームで、できることにも限りがありますが、僕たちROOM810は「決して忘れずに、無理をせずに、そして楽しく」を合言葉に、これからも東京・湯島の自社イベントスペースで「東京の人が気軽に楽しめる」復興支援イベントを開催して、その収益金を基金とする復興支援活動を、ずっと、いつまでも続けていこうと思います。被災地の為、はもちろんですが、僕たち自身がいつまでも、あの日のことを忘れないでいられるように。

今回は長いブログを最後まで読んでいただいてありがとうございました。

One Heart Shower in 陸前高田の最後にも、イベントMCの森一丁さんが力強く宣言していた言葉で、この長いブログを締めようと思います。

「僕たちはまた必ず戻ってきます!」

皆さんのことを思いながら、僕たちも東京で頑張っていきます。また友達を作りに行く日まで、陸前高田の皆さん、どうかお元気で!!

良い子のみんな、夜はあったかくして寝ようね!

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