ROOM810|EVRYDARYFRIDAYROOM810|EVERYDAYFRIDAY | ROOM810は、建築・内装・グラフィックデザイン・メディア・企画など各分野のプロが集って起ち上げた「サービスのデザイン」を行う企業です。
GRAPHIC  WEB・紙デザイン系

EDITOR by  しまけん

arayzホームページ

hair care salon arayz Webサイト及び広告一式制作


2015年9月11日、千葉県船橋市に新しく誕生した美容室arayz。

この度、私たちROOM810ではこのarayzのOPENにあたり、店舗Webサイト・OPENチラシ・店舗名刺・代表名刺・ショップカード三種などのデザインを担当しました。

二年前に創った一枚の名刺が、このご縁を繋いでくれました。

デザインが出来上がるまで、広告に込められた想いをご紹介します。

● ディレクター : 島 健
● デザイナー :石川裕、安麻美


arayz名刺
二年前に、ひとりの美容師さんから個人名刺の作成を依頼されました。

今はまだお店で働いているが、将来独立するときの為に「個人の美容師」としての名刺を作っておきたい。ご依頼の内容を受けて、「将来のお店とそこに立つご依頼者さま」をイメージしたイラスト入りの名刺を作ってお渡ししたところ、大変喜んでいただくことが出来ました。

名刺1枚のデザイン、それ自体は正直なところ、そんなに大きな金額のデザインではありません。

それでも、名刺こそは「まだ今はないお店」や「まだ社員一名の企業」に命を与える存在であり、名刺に込めるメッセージを作る過程は、そのまま企業の立ち上げに似ています。だからこそ私たちは、名刺1枚でも丁寧なヒアリングを行い、そこにまだ存在していないお店のコンセプトまでを込めて制作しています。

「いつかお店を作る時は必ずまたお声掛けしますね」

そんな嬉しい言葉をいただいて、しかし、そんなことはすっかり忘れていた頃に一本のお電話をいただきました。あの時のお客さまでした。遂にお店を出すことになった。Webから紙まで全てお任せしたいので、打ち合わせを。そんなご依頼でした。

デザインに携わるものとして、こんなに嬉しいサプライズは他にありません。

お店を出すと決意するまでの過程に、私たちの名刺がお役に立ったのだと改めて実感することが出来ました。さっそく打ち合わせを行い、チラシやWebの詳細を詰めていきました。
arayzショップカード
美容室に限らず、オープン前のお店で広告を作る際は課題が三つあります。

ひとつめは、オープン前のため、ビジュアルの鍵になるお店の写真が使えないこと。

ふたつめは、広告以外に内装や不動産関係の打ち合わせが集中するため、クライアントであるオーナーさんが非常に多忙で(中にはオープンギリギリまで以前のお店で美容師として勤務されるオーナーさんもいらっしゃいます)、お打ち合わせの時間が充分取れないこと。

みっつめは、広告以外にも工事など出費が多く、広告予算の確保が難しいことです。

写真はパースのご提供を受けて使用したり、ヘアスタイルの写真を頂戴して広告制作にあたることが多いのですが、どうしてもリアリティの無い画一的な仕上がりになります。せっかく新規オープンを印象付けたいところにありきたりな広告、これは避けたいところです。電気や水道の開通、工事の立ち会いなどで多忙を極めるオーナーさんに「ショップカードの文字の色ですが」という問い合わせで時間を割いていただくのも、同じく避けたいところです。

arayzチラシ表裏
これらの課題は、私たちROOM810に美容室オープン関連の広告をお任せいただく動機でもあり、オーナーさんにとってのメリットでもあります。

今回は既に工事業者さんが決まっていましたが、内装のデザイン・工事を担当するインテリアチームとWeb・紙媒体のデザインを担当するグラフィックチームを持つROOM810なら、「内装と広告の打ち合わせが一度で済ませられる」からです。

多忙なオーナーさんの時間を節約して、ふたつめの課題を解決できます。

また、美容室の事例を豊富に持つスタッフが在籍しており、決して広告用ではないパースや写真を元にひと味違った広告を作成するノウハウを保持しているのも、ROOM810の強みです。ひとつめの課題も、私たちとのお仕事ではご懸念には及びません。

みっつめの課題も、ご心配なく。最初のお打ち合わせでオーナーさんが予算を提示された時に、私たちが最初に申し上げるのは「もっと安い予算で全部作りましょう。今そのお金を私たちに使われるのは勿体無いです」という意見です。

初めての独立、最初は思い通りに行かないことも多いものです。工事での予想外の予算アップや熟考して決めた価格の値下げなど、お店を運営される中で収支の計画が狂うことは、珍しいことではありません。私たちは美容室のお仕事を多く手掛ける中で、ひとりのオーナーさんでは決して経験できないほど、これらの状況に遭遇し、そのお手伝いをしてきました。

その結論として、オープン時の広告や内装に過大な予算をかけるのは危険であると考えています。

今後、余裕が出来た時にどんなインテリアを増やそうか、広告も最初から後で自分の首を締めるようなオープン記念値引きを打たず、しかし特別感を持ったキャンペーンを実施する。拡張性を持った内装・広告こそ、最も重要で私たちが持つ最大の強みになります。

今回は焦りの無い、非常にお店の先までを見据えたオーナーさんであったことで、落ち着いた余裕のある、癒やしの空間に相応しい広告を作成することが出来ました。デザインからも、控えめで落ち着いたサロンのイメージが伝わってきますね。

arayzチラシ内側 今後の拡張性を考え、最低限のボリュームに留めたWebサイトに、「ポストに入っているチラシを最初に見た時に、表面からは美容室だとわからないようなものを」というご要望に応えた新聞形式のチラシ、遊び心でオーナー名刺や会員カードも複数種類を作成して、プレッシャーの多いOPEN前の準備を楽しんでいただけるように心がけました。

成果物だけではなく、その生まれる過程も楽しんでいただく。

これが私たちデザイン会社にお仕事をご依頼される最大のメリットかも知れません。

きっと美容室、スタイリストというお仕事も同じなのでは無いでしょうか。仕上がったヘアスタイルだけではなく、その過程や会話、お店で過ごす時間を大切にされている美容師さんが多いように思います。私たちも同じです。

「ここに来るとインスピレーションが湧く」

「OPENして落ち着いたら、ここにあるような家具を置きたい」

ROOM810 3FのLOUNGEでのお打ち合わせで、オーナーさんからいただいたこの言葉こそ、私たちにとって最大の褒め言葉でした。完成したデザインと、その過程。双方を楽しんでいただけた、良いお仕事をなりました。

千葉県船橋市、船橋駅から徒歩5分。

専門のスパニスト / ケアニストが在籍する癒やしのサロン、arayzへぜひ足を運んでみてください。

arayzホームページ



hair care salon : arayz
〒273-0005 千葉県船橋市本町4-20-18