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インテリアデザイナーへの道~ケイティの学びの日々~Vol.14

真白の壁が美しいスタジオ

ROOM810のケイティです☆

アシスタントデザイナーとして2年目を迎えた50sの私。

今年は現場目線の私の学びの日々を、毎月お伝えします!

 

今回はスタジオ改修の現場のお話です。

前回は、「~2年目の年間目標~」のお話をしましたが、

今回から私が実際に現場で感じたこと、学んだことをお伝えしたいと思います。

まず、こちらのスタジオ改修の現場は、

2017年に弊社がデザイン提案させていただいた動画等の撮影スタジオ。

それから5年ほどが経ち、経年劣化や壁・床に汚れや傷などが目立ってきたことから、

この度、表層の改修デザインをご依頼いただきました!(ありがとうございます!)

改修前のスタジオ

改修前のスタジオ

お客様からのご要望は、ご予算は抑えつつ、撮影スタジオをアップデートしたいとのこと。

具体的な改修箇所は

①壁の一部塗装、②床の貼り換え、そして③窓周りの変更の3か所です。

表層の改修だけ…とはいっても、

お客様にD.M.Y.K.(どうしたら、もっと、喜んでもらえるか、考える)目線で考えてみると、
色々考えたり、改めて気づかされる点がたくさんありました。

 

まずは、①壁の塗装について

今回のように壁の一部だけ塗装する場合には、

新しく塗装する箇所と既存残しの部分の差が目立たないようにするのが大切です。

そのため、最初の提案で使用した白ホリ塗り専用ペイントを調べ、

スタジオに適したマット仕上げの塗料を施工業者の方に探していただき、

慎重に塗装を重ねつつ色を合わせていきます。

汚れた部分は、何度も重ね塗りをし、撮影に適した白を均一に仕上げて頂きました!

真白(ましろ)の塗装が美しい撮影スタジオ

白ホリの塗装が美しい撮影スタジオ

 

また、②床については、

入口近くの白ホリスタジオの部分は、既存床撤去のうえ新規タイル貼り。

奥のハウススタジオの部分は、既存の床は残しつつその上に新しく木目調のフロアタイルを置き敷きすることで、

床を撤去する部分を少なくして、ご予算を抑えることになりました。

まず、ハウススタジオの真っ白なフロアタイルについては、

後継品(色柄が同じ)が確保でき、ほっとしたのもつかの間、

入口近くの床と既存床の上にフロアタイル置き敷きする奥の床との

貼り分けの部分の段差をどう納めるか検討が必要になりました。

その際もD.M.Y.K.の言葉が頭に浮かびます。

ほんの少しの段差ですが、

撮影機材がその段差に引っかからないか、

スタジオ内を靴を抜いて靴下で歩いたときに段差につまずかかないか…などなど

考えても迷うことばかり。

そんな時は、現場確認が一番です!

 

早速施工業者の方とともに、レイさんと私で、

実際にフロアタイルと段差を収める見切り材を組み合わせて床に敷き、

何度もその上を歩いて踏み心地を確認。

さらに機材を運ぶことも想定して検証を繰り返し、

この床の敷き方なら、お客様にもスムーズにお使いいただける!

と納得してから、実際の床貼り作業に入っていただきました。

 

撮影スタジオの床の段差を検証

見切り材を入れたことにより段座が気にならず、きれいに納まった床の貼り分け

 

③窓のブラインドも一工夫!

既存のアルミブラインドから雰囲気を一新する

明るい木目のブラインドをセレクト。

さらにリーズナブルな「集成材」スラットのエコ仕様にして価格を抑えつつ、

使用頻度の高い箇所のみ自動昇降機能をプラスして使いやすくするなど、

機能面でも強弱をつけました。

仕様の工夫のおかげでご予算は抑えつつ、お客様のご要望されていた「木の優しい雰囲気のブラインド」

を取り入れることができました!

優しい雰囲気のウッドブラインド

エコ仕様&機能性も備えたウッドブラインド

 

お引渡しの際には、塗装部分の汚れに対応できるタッチアップ用塗料や

床のワックスなど、今後のメンテナンスも含めてご説明することで、

今後安心してスタジオをお使いいだけるようにしました。

今回の現場の経験で、

お客様の立場に立って施工をすること = お客様の現場の使い方をなぞらえて、細やかな心配りを設計デザインに
落とし込むことだと改めて気づくことができました。

 

次回は、4月からの新メンバー!のご紹介もしていきます!

☆お楽しみに☆

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