2019年 株式会社ROOM810
齋藤 悠 / 武生優輝 / 鎌田玲 :
設計・インテリアデザイン
伊藤 巧 / 土屋奈緒 / 坂本皐:
グラフィックデザイン
齋藤 悠 / 島 健 / 鈴木友子 / 丸山慎二郎:
コンセプト・ブランディング
藤田"RICH"雅也:
写真撮影
丸山慎二郎:
プロデュース
株式会社ROOM810ではこの度、2019年11月に福岡・博多に新しく誕生したホテル「CEN福岡博多」のデザイン、プロデュースを手がけました。
「CEN」は日本全国に30件近いホテルを展開するセンチュリオンホテルグループの、「センチュリオンホテル」に続く新ブランドという位置付けです。
2018年11月に大阪・なんばに新しく誕生したホテル「CEN大阪難波」に続く2店舗目として、私たちROOM810がホテルのブランディングやインテリアデザインなどを担当することになりました。
「センチュリオンホテル」ブランドのエッセンスを受け継ぎつつ、「CEN」のコンセプト、「TODAY’S BED」「街の中心であなたと街を線で繋ぐ宿」を織り交ぜた、近年注目されるカルチャースポット福岡・博多にふさわしい、ハイソサエティーホテルに。
海外からのお客様も多い立地はもちろん、国内出張や地元のお客様が集まる集まるホテルだからこその、ユニークでスタイリッシュな空間に仕上げています。
ホテルの顔となるエントランスは御影石、金属、ガラスでスタイリッシュに仕上げました。
ROOM810でインテリアデザインや照明設計を施し、レセプションや廊下、レストランはクラシカルな色合いや素材感でまとめるとともに、グラフィックやサインによりレトロな趣と刺激を感じさせる空間を演出しました。
レストランは、オープン後にギャラリー、プロモーションスペース、音楽イベントの開催なども見据え、音響設備にもこだわり、バーカウンターの両サイドには特注オーダーのスピーカーを設置。
バーカウンターのディティールや、仕上げ素材、レストラン内のチェアもこだわり、ソファ生地は海外から取り寄せるなど、より”本物”を感じられる上質な空間へ。
CEN大阪難波と同様、宿泊時の朝食はもちろん、気軽に街を行く皆さんにもご利用いただける、街にとけこむホテルを目指しました。
今回はより、遊び心あるデザインを取り入れるため、国内外で活躍しているグラフィックデザイナーとコラボレーションした、オリジナルユニフォームを作りました。
館内のサインやピクトグラム、カードキーも遊び心のあるデザインを取り入れた仕上がりに。
ミニマルながら各室デザインにこだわり、全客室9フロアを3つのカラーに振り分け、全体のデザインは統一しつつ、照明や壁面タイル・クロスなどで表所を変え、リピート利用しても飽きがないようなデザインしたのは、今回のCENでこだわったポイントです。
インテリア、メディア、グラフィック。ROOM810が持つ三部門の力を結集して、そのコラボレーションの結果が「ブランディング」となる。まさに体現できた案件となりました。