2015年 株式会社ROOM810
・コンセプトデザイン
・内装デザイン
・施工
・グラフィックデザイン
・ウェブデザイン
齋藤悠:
デザイン、グラフィック
近藤篤司、込山琴音:
設計
島健、石川裕:
web
丸山慎二郎:
プロデュース
上質な空間で味わう、四季折々の「江戸中華」
2015年8月21日、銀座8丁目にオープンしたお店。
ここでは日本各地の旬な食材が味わえる、粋な中華料理「江戸中華」が振舞われます。
中華料理の世界で腕を磨かれた山野辺シェフの、初の試みの舞台となる
「銀座 やまの辺 江戸中華」の内装デザインから名刺、DM、webにいたるまで、ROOM810が手がけました。
お店に向かうとまず目に付くのが、鉄製の外灯。
これは実際に銀座の外灯として使われていたものを引き継ぎ、今は「銀座 やまの辺」の目印となっています。階段を降りていくと、いよいよ店内へ。
腰壁に使用したのは重厚感のある「黒皮鉄板」。
山野辺シェフにとってかかせない中華鍋と同じ素材です。
マットな仕上がりでうっすらと光が映り込み、店内に奥行を持たせています。
壁全体は岩肌の漆喰で、洗練された空間の中に安定感を演出しています。
カウンター上の垂れ壁と、店内左右の角に配置された柱は客席をシンメトリーに囲んでいます。
中国の伝統的な形式の門を、アーバンな現代風にアレンジするため、モルタルの金鏝仕上げにしました。
カウンターは「日本橋よし町」から受け継いだ檜の無垢板です。
長年使い込み、毎日丁寧に磨いてきたこのカウンターの側板は、傾斜をつけ、山野辺シェフとお客さまを緩やかに繋げる大切な役割を担っています。
デザイン設計する上で、難しい点も様々にありましたが、その度に何度も検証を重ね、細部までこだわった空間です。
四季を味わう「江戸中華」
ゆったりと落ち着いた空間で、ぜひお愉しみください。