株式会社ROOM810はこの度、東京都の「きづくインターンシップ」に参加しました。
「きづくインターンシップ」とは「食」「支」「創」「届」「伝」という生活に密着した5つのテーマ(言葉)を選ぶことで、そのテーマに沿った複数の企業での就業体験や経営者・社員とのコミュニケーションを通して、学生さんに魅力的な企業の存在を知り、自らの興味や働き方について“きづき”を得ることを目標にしたインターンシップです。
私たちROOM810は「創(つくる)」というテーマに参加した全三社の一社目として、約10名ほどの大学生・大学院生をROOM810 3Fの「TOKYO L.O.C.A.L LOUNGE」に招いて、ROOM810が考えるデザイン思考やものづくりを体験していただくインターンシップを実施しました。今日はこの模様を少しだけご紹介します。
ROOM810からは代表・丸山とメディア / インテリア / グラフィックという三部門を代表する鈴木 / 齋藤 / 島の合計4名(自称:ROOM810アベンジャーズ)がインターンシップ実施者として参加しました。
インターンシップではまず、「ラジオ番組やイベント制作」「内装建築デザイン」「印刷物やWebなど広告デザイン」という余り繋がりが無いように見える三つの部門を「メディア」「インテリア」「グラフィック」という事業の三本柱に立てて展開するROOM810が、「なぜこんな形態でやっているのか」と各部門のお仕事紹介を行いました。
司会は社内でこういうプレゼンやイベントがあると大体この人、しまけんです。
全体の主旨や今日やること、自身が仕切るグラフィック部門の説明をヒゲヒゲしながら行っています。
なぜかしまけんの説明を初耳のような熱心さで聞くアベンジャーズの残り三人。
続いてインテリア部門のボス、齋藤が登場。
今回カメラマンは齋藤の忠実なアシスタントである「こっちゃん」こと込山が行いました。尊敬する上司の小顔効果を狙ったのか、齋藤の写真は遠目からのものばかりでした。出来る子です。
続いて遠目にも髪がくるくるしたメディア部門の首領(ドン)鈴木が登場。
やはりアーティストさんや芸能人の名前が出てくる番組制作については学生さん達の反応も良く、興味津々の模様でした。
反応に気を良くした鈴木の長い髪が一層くるくるする中、「俺がヒゲで友ちゃん(鈴木)がくるくるの長髪…もし悠ちゃん(齋藤)がメガネだったら俺たち危うくほぼアルフィーじゃねえか」と気づいた島が「気づいちゃった」「きづくインターンシップで気づいちゃった」と誰にも理解されない謎の笑いを浮かべ、このあと一時間薄笑いが止まらなくなります。その節は大変失礼いたしました。
事業内容やお題発表のあとは、いよいよワークショップのスタート。
今回のインターンシップではグループディスカッション的なワークショップを行ったのですが、学生の皆さんにとっては番組制作もインテリアもグラフィックも広告宣伝もすべて「初めて聞く・やる」話。最初は戸惑うのではと予想していましたが、さすがインターンシップに参加する「はたらく」ということに意識の高い学生の皆さん。グループディスカッション慣れしていて、スムーズにテーマに沿った意見を出してくれました。
ワークショップを行うための核になるのがROOM810 Webサイト内の「VISION」にも記載されている「デザイン思考」という考え方でした。
私たちは日頃から「インテリアデザイナー」「グラフィックデザイナー」「番組制作のプロ」など一見雑多な職種の社員が集まり、ただ自分の専門分野で仕事をするのではなく、共通の課題を全員でブレストすることでROOM810だけの「デザイン思考」を実現してクライアントの問題解決を行っています。
そういう意味では、今回異なる大学の学生さんが集まってブレストしてひとつの企画を作り上げるワークショップは「ROOM810のデザイン思考をそのままなぞる」という形で、私たちにとっても非常に興味深い経験となりました。
学生さんたちの白熱するディスカッションを身を乗り出して見守るうち、アドバイザー、オブザーバーという立場を忘れて自分のアイデアを出して、それを企画として通そうとする代表・丸山。「なぜ突然社長が参戦してきたのか?」と驚きの目で後ろを振り向く学生さんの表情が忘れられません。正直すまんかった。
2チームに別れた学生さんたちが各チームの企画を発表し合い、企画のサンプルとして予め私たちが用意した企画を幾つかお見せして、質疑応答の後にインターンシップは終了となりました。かなり鋭い切り口の質問も飛び出して、ドキドキしました。
ROOM810のような歴史の浅い、少人数の企業へインターンシップへ来てくださった学生の皆さん、そして当日学生さんを引率してくださった運営の皆さん、本当にありがとうございました!
大企業に比べると、どうしても露出の機会が限られる中小企業ですが、こうしたインターンシップを通じて「小さい会社でも結構面白いことをやっている」という認識が少しでも広がれば嬉しいです。
また、来てくださった学生の皆さんは恐らく皆さん「デザイン」を専攻外とされる方ばかりだったと思います。絵を描いたり、PCを操作して見た目を整えることだけがデザインではない。みんなの頭の中にデザインは存在していて、みんな日常生活の中でなにかをデザインしながら生きている。だから「デザイン思考」はすべてのビジネスに必要。
そんな私たちのメッセージが、ひとりでも多くの方に伝わるように、これからも活動してきます。