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NHKの取材を受けて。ポストコロナ時代のオフィスデザイン。

こんにちは。株式会社ROOM810の代表・丸山慎二郎です。

これを書いている時点ではまだ確定していませんが、2020年5月28日(木)16:50〜NHKで放送される夕方のニュース番組「Newsシブ5時」に出演予定です。番組をご覧になってアクセスしてくださった皆さま、ありがとうございます☆

東京都荒川区、千代田線・町屋駅という下町でオフィスや店舗などのインテリアデザイン、WEBやカタログなどのグラフィックデザイン、あとラジオ番組やイベントなどの制作を行っている総合デザイン会社「ROOM810(これで「ルームハート」と読みます)をやっている丸山と申します。

※ 見逃した方はこちらで 6/12 まで視聴できるそうです。
https://www.nhk.jp/p/shibu5/ts/X5J7MZMGGY/

NHKさんの取材を受けてみての感想。今後オフィスはどうなる?

今回私たちのような下町の小さい会社にNHKさんが取材に来てくださったのは、ROOM810が「ポストコロナ時代のオフィスデザイン」について積極的に具体例を挙げて情報発信を行い、プレスリリースを実施していたからでした。

緊急事態宣言は解除されましたが、「オフィスで働く」というこれまで当たり前とされてきた日常が、新型コロナウイルス感染拡大によって、その価値観に揺らぎを生じ、日本中の多くの方が「働き方」「オフィスへの出勤状況」「コミュニケーションの取り方」について、今まさに試行錯誤されている段階だと思います。

番組内でどの程度紹介されるかはわかりませんが、NHKさんからは「どうして今オフィスのデザインに重きを置いていこうと思ったのか」「デザイン会社が考えるオフィスの重要性とはなにか」「オフィスにおけるデザインの重要性とは」「今後の方針については」といった部分について質問を受けました。

元々ブランディングやPRなどもお仕事で手がけていることもあり、自分たちで積極的に情報発信した内容ではありますが、改めて「今後のオフィスの在り方」について考えさせられました。

“テレワークは一過性のものなのか?”
” テレワークが進み、皆が適応する中で、本当に各自がオフィスへ行く意味ってある?”
” 会議はインターネットを介したビデオ会議で充分では?”

こんな声と、相反する「やっぱりオフィスじゃないと仕事は捗らない」「不便だ」という声、双方が同じ社内や極端な話、同じ個人の中で同時に存在している。良いところも悪いところもある。これが現状ではないでしょうか。

オフィスとは従業員が最適なパフォーマンスを発揮できる場所

本来の意味とは程遠い「在宅勤務限定」の形ではあるものの、今回新型コロナウイルス感染拡大を受けて、テレワーク自体は広く日本中の企業で導入されるようになり、働き方も大きく(一時的にでも)変わりました。
しかしながら、テレワークは万能ではなく、課題も多い。

重要なのは、そもそも「オフィス」という場所は「成果を上げる」場所であることです。
したがって、ポストコロナ、アフターコロナ時代のオフィスとは、「コロナ以前に戻る」「テレワークに対応する」だけでは充分ではなく、新しい世の中の流れや生活様式、衛生観念に沿った、「今まで以上に成果を上げられる」「自宅でのテレワーク以上に成果を上げられる」場所でなければいけません。

プラスマイナスゼロではなく、「より上へ」。
この観点から、「インテリアデザイン」というROOM810にとっての表面上の作業領域にとらわれず、今後皆さんがオフィスで今まで以上に仕事の成果を出す為に必要な要素、私たちROOM810が今取り組んでいる「ポストコロナ、アフターコロナ時代のオフィスデザイン」について、ご提案、ご紹介してみたいと思います。

1. オフィスの空気環境をしっかりとデザインする

今回、新型コロナウイルスの感染拡大で皆さんも実感されたと思います。
ウイルスが一番怖いのは「目に見えない」ということです。
目に見えないからこそ、オフィスや通勤電車の車内でそこら中に漂っているようにも「感じる」し、今自分の手やオフィスのドアノブに付着しているようにも「感じる」わけです。

見えない恐怖と戦うのに、最も大切なのは「可視化」です。
まずはオフィスの空気環境の可視化を行って、問題点を解決する必要があります。恐怖心や問題意識も様々な大勢の人が集うオフィスだからこそ、可視化が重要です。

空気環境は数値で可視化できます。
まずはオフィスの換気がちゃんと出来ているか数値で確認。換気の状況が良くないと、ウイルスに感染するリスクが高まるだけでなく、匂いやアレルギーなど健康面やパフォーマンスにも影響を及ぼします。また、二酸化炭素濃度が上昇することで、脳内の酸素濃度が下がり、眠気や頭痛、倦怠感に繋がることも。

私はデザイン会社を興す前は空調設備の会社で働いていました。インテリアだけでなく、空間の「空気」そのものをデザイン、プロデュースする「空気デザイナー」という肩書を名刺に印刷して、長年活動しています。
ノウハウの一部ですが、ROOM810のブログでも “空気のデザイナーが教える「オフィスで出来る空気環境の改善と豆知識」” としてご紹介していますので、こちらもぜひ合わせてご覧ください。
あなたのオフィスの空気環境を調査したり、安全な環境へと改善することも、デザインの一環で可能です。

2. オフィスデザインとは「コミュニケーション」をデザインすること

一人で黙々と作業を行う場合、テレワークは非常に効率的です。

しかし一方で、一人で全ての業務が完結する仕事というのは、非常に少ない。

チームでの連携、臨機応変な状況判断、対面での教育、その場の会話から突発的に始まるブレストや立ち話的な会議、同じ空間にいるからこそ発生する情報共有、などなど。オフィスという同じ空間に席を並べているからこそ生まれるコミュニケーションと、そこから派生する効果は今すぐビデオ会議で置き換えられるものではありません。

私たちROOM810は、以前から「オフィスとはコミュニケーションを活性化する場所」「働くことをもっと楽しくする空間こそがオフィス」と考えて、コミュニケーションのデザインに主軸を置いたオフィスデザインに力を入れてきました。

コミュニケーションは前述の空気環境と異なり、数値化が若干難しい点もありますが、その自社が取り組む「コミュニケーションデザイン」の最大のラボ(実験室)となるのが自社のオフィスです。

ROOM810オフィスの「OFFICE TOUR」コンテンツにオフィスデザインとそのコミュニケーションデザインに対するこだわりをまとめてありますので、良かったらぜひご覧ください。
コミュニケーションの形をデザインすることで、従業員同士の会話が増え、オフィスが整理整頓され、会議室以外での「にわかミーティング」が増えて部門ごとのコラボレーションが進み、残業時間が減った。
そんな自社事例のごく一部ですが、オフィスデザインの参考までにご覧いただくことが出来ます。

3. コミュニケーションは密に、フィジカルは「非接触」なオフィス

新型コロナウイルスの感染拡大がこのまま終息するのか、第二波が来るのか、今後コロナのような一年前まで知らなかった別の感染症によるパンデミックがまた起こる可能性はどの程度あるのか。誰にもわかりません。

そんな時代に、不特定多数の人が長時間一緒に過ごす「オフィス」を清潔に保ち、感染リスクを下げる取り組みが重要であることは言うまでもありません。

ソーシャルディスタンスの概念はクリアですが、その分実現が難しい部分もあります。
テレワークを解除して、現状のオフィスから移転することなく社員全員が2mずつ離れて座る環境を用意できる企業はほぼ皆無でしょう。そんなに離れていては、前述の通りコミュニケーションのが取りづらく、何のために同じオフィスに集っているのかわかりません。

そこで、感染リスクを避けるためには、人と人との距離だけに固執しない「非接触型オフィス」とも呼ぶべき新しい概念を取り入れたデザインが必要だと考えています。

不特定多数の人が触れる場所を防菌・抗菌素材に置き換える、非接触型のものに置き換える、圧迫感のない仕切りを設ける、柔軟にレイアウト変更が可能な空間を作っておく。コミュニケーションは濃密に、フィジカル(身体的な接触)は非接触に。この二つは両立できます。

4. なによりも清潔で快適で健康的な空間

※ 天井まで植栽を自然に取り入れたROOM810のオフィス

皆さんはテレワークを体験して「オフィスよりも自宅が快適だ」と思われましたか?
私はそうは思いませんでした。
自宅で食事用の椅子に腰を掛けて猫背になってノートPCに向かって首を痛めるより、オフィスで仕事用にデザインされた椅子とデスク、モニターに向かっていたほうが遥かに快適。そういう方も多いでしょう。

これはPCや周辺機器など、一見機材やガジェットの話に聞こえますが、そうではありません。
本来「オフィス」とは仕事の成果を上げるために最適化され、そのために費用を掛けた場所です。したがって、モニターや椅子が高機能なだけでなく、従業員全員にとって「仕事をしている時に一番リラックスできる」空間でなければ、おかしい。長時間快適に、リラックスして過ごせる空間。これがお店や商業施設の新型コロナ対策とオフィスの新型コロナ対策が根本的に異なる点です。

銀行のATMでお金を引き出すだけなら、タッチパネルに注意をして、手指を消毒する、マスクをするでOK。
オフィスは「長時間過ごす」ことと「成果」を同時に求められるからこそ、そこに「感染防止」「安心安全」だけではなく、機能性や快適性、コミュニケーションと言った要素が加わります。
安心して快適に仕事に集中することが出来て、成果も最大化される。これがオフィスです。

近年ようやくIT系企業などを中心に変化の兆しが見られますが、日本のオフィスでは長年この部分が見逃されてきました。オフィスにバーカウンターがあるなんて意味がわからない、無駄。仮にバーカウンターを設置しても上司の顔色を気にして誰も利用しない。リラックスとは程遠い空間になってしまいがちです。

ポストコロナ、アフターコロナの時代こそ、オフィスは今まで以上に成果を出して、今年日本中が受けたダメージを数字で挽回できる場所でなければならない。そのためには、「密で危ないな、なるべく早く帰りたいな」「なるべく自分の席から移動せず、トイレも行かないようにしよう」という空間では難しい。

※ ROOM810では屋上菜園で果物や野菜を栽培しています。

植栽に囲まれ、トイレも含めて全てが清潔で、長時間過ごしても空間に安心感があり、なによりもリラックスできる。在宅勤務よりもオフィスで働くことを「楽しめる」。

私たちは今後「新しいオフィスの在り方」を考えることを全社のミッションとして、このコンセプトを広め、さまざまな会社のオフィスとして実際に創り上げていくことに全力を注ぎます。
もし緊急事態宣言後のオフィスの在り方、オフィスのレイアウトやデザインについてお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にROOM810までお問い合わせください。

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